仁丹、ドミーは仕手株か見分ける

株式の取引には、株銘柄の業績にともなう株価の変化により売買を行う通常の正当な株取引の他に、仕手筋と呼ばれる巨大資本を持つ集団が、その資本によりある銘柄の売買を集中的に行う事により恣意的に株価を操作して利益を上げる不健全な売買があります。この仕手筋により違法ギリギリの行為により株価が操作される株銘柄の事を仕手株といいます。具体的なやり方としては、仕手筋はボロ株と呼ばれる極端に安い株を大量に購入し、株価を恣意的に釣り上げた後に大量の売りを行い利益を得ます。この時の株価の変動は、企業の業績とはかかわりなく行われますので、この事に詳しくない者が仕手株とは知らずに値上がりを期待してこの銘柄の購入を行うと思わぬ所で急激に安値になり大損をする事になります。この様に、仕手株である事がわからないと大きな損害を被る事になりますので、初心者は仕手株の取引は避けるべきです。ただ、この銘柄が仕手株だという表示がある訳ではありません。仕手株かどうかは、色々な株価指標との比較、株価とその変化の検討を行う事により見分ける必要があります。例えば、ここで森下仁丹の株価を見てみます。最近の森下仁丹の株価は、600円台と極端に低いという訳ではなく、また株価もあまり変動していませんので仕手株ではないと判断されます。また、もう1つ例として、東海地域のスーパーマーケット事業を主力とするドミーの株価を見てみます。最近のドミーの株価も、500円台でありやはり極端に安いという銘柄でもなく大きな変化もありません。従って、ドミーも仕手株ではないと判断されます。この様に、株価が極端に安くないか、また、大きな株価変化がないかで判断する必要があります。